SSブログ

最終仕様と価格_1000万円台で出来たの? [仕様と価格]

 かっぱ亭の最終バージョン。契約時からの大きな変更はないので、以前に記した仕様とほぼ同じなのですが、まとめの意味で以下に記しておきます。

構造:2×4工法(省令準耐火)、ハイスタッド構造(天井高は2m55cm)
      住宅金融公庫仕様書・木造枠組壁構法,省エネルギー住宅(次世代型)準拠
延べ床面積:39.7坪
バルコニー:3.4坪
吹き抜け:0.7坪
小屋裏:6.5坪
ポーチ:1.5坪(屋根掛かり)

施工面積合計:51.8坪

基礎:鉄筋コンクリートベタ基礎(防湿ビニールシート下地)
    GL+400 立上り幅150mm ベタ基礎耐圧盤厚170mm
断熱:基礎下部スタイロフォーム3種50mm
    基礎立上り部分にスタイロフォーム3種50mm
    発泡ウレタン隙間充填
    建物外周部:ロックウール 90mm
    2階天井:ロックウール 90mm×2
    屋根裏部屋勾配天井のみ:スタイロフォーム3種100mm
気密工事:外周+2階天井気密シート(1階床を除く)
防腐防蟻工事:GLより1mまでひば油塗布
外壁下地:構造用合板9.5mm+透湿防水シート
換気工事:床下、給気4ヶ所(手動開閉タイプ)
    1階換気:常時換気扇(キッチン・UB・トイレパイプファン)
    1階給気:エアスリット
    2階換気:集中換気システム(居室×3・ホール・小屋裏)
    2階給気:壁パッコン(居室×3)
    2階換気:常時換気扇(トイレパイプファン)
    キッチン:シロッコファン(常時換気)
サッシ:【新日軽】アルプラクラス K-3,Low-E,防犯ペアガラス(空気層12mm)
玄 関:【新日軽】ユピテルⅢ23 玄関ドア K-3
構造材:土台404 JWOOD,その他SPF JグレードKD材,ノボパン構造用パネル9mm
火災報知器:煙感知器(1階和室・2階階段・2階洋室×2・2階主寝室)
外部給排水:根柱水栓(洗い場付)1ヶ所・散水栓1ヶ所
屋 根:平板瓦
屋根下地:構造用合板12mm下地+EXルーフ+パーティクルボード
軒 天:防火軒天井12mm フラット無塗装品
外 壁:【ニチハ】モエンサイディング,ガルバリウム鋼板(無地)     通気層15mm
面格子:サッシ一体型(3箇所)
シャッター:手動サッシ一体型(3箇所)
インターホン:カラーモニター付
物干金物:【新日軽】吊り下げ式天井付タイプ
1Fトイレ:【TOTO】NEW ZJ(Z1同等品)【INAX】タオルリング,ペーパーホルダー
2Fトイレ:【TOTO】NEW ZJ(Z1同等品)【INAX】タオルリング,ペーパーホルダー
1F洗面台:【INAX】きらめき(間口900)3面鏡(全収納タイプ)
            引出タイプシングルレバー洗髪シャワー水栓
       【INAX】小型多目的流し(スロップシンク)
2F洗面台:【ミカド】TLCF(間口750)
ユニットバス:【INAX】ルキナ PCX 1616LBSH 暖房乾燥機,断熱浴槽
キッチン:【ベルテクノ】オーセントI型L2550 オールスライドタイプ,ステンレスカウンター
      【松下電工】IHヒーター,【松下電器】食洗機
      シロッコファン(常時換気)
      【ミカド】キッチンパネル
給湯器:【ダイキン】エコキュート370L スリムタイプ,フルオート通信型リモコン
床暖房:【エナーテック】電気蓄熱床下暖房システム
床仕上:【ウッドワン】サクラV プロテクト3・・・普通の合板フローリングです
階 段:1-2階 造作ストリップ階段,  2-3階 【ウッドワン】システム階段
クロス:ビニールクロス・・・量産品です,一部塗り壁(アッシュライト)
造作建具:玄関収納、キッチン収納、キッチンカウンター、レンジ用カウンター、
      洋裁室カウンター、物入れ収納棚×3箇所
その他:床下収納、小屋裏点検口など

 以上、最終建築請負金額は税込みで1,971万円でした。

 この中には、建築本体価格、会社経費、工事雑費(外部給排水工事、地盤調査、JIO費用等)、登録諸費用(建築確認、検査申請等)、印紙代(15,000円)、仮設電気・水道料(50,000円)、エアコン、照明、アンテナ引込費、残土処理費等が全て含まれます。

 含まれない費用は、地鎮祭費用(30,000円)、本人登記費用、カーテン、エコキュート補助金(45,000円減額)のみです。

 カーテンは一部オーダーにする予定ですが、それでも30万円以内に収まりそうですので、当初からの予定通り1000万円台での建築が実現できる見込みです(限りなく2000万円に近いですが)。

 カーテンを含め、総額2,000万円として坪単価を計算すると、延床面積では50.4万円/坪、施工面積では38.6万円/坪となります。延床面積に含まれないバルコニー、ポーチ、小屋裏、吹き抜けの面積を1/2換算して建築面積を算出すると、43.7万円/坪となります。これを見ても、坪単価というものは計算方法によって大きく変わるのだということが分かります。

 家の気密性・断熱性は次世代省エネルギー基準準拠で、数値的にはミドルクラスの大手H.M.と同等またはそれ以上です。

 Q値=2.1 換気による熱損失を考慮に入れない場合 1.5)
 C値=1.4

 各社の気密・断熱性能については、例えば次のページに比較されています。
 ハウスメーカー断熱比較
  三井ホームで建てるマイホーム建設日記
 セキスイハイム(Q値2.1,C値3.0)
 これ以外に大手であっても、次世代省エネルギー基準に準拠していなかったり、準拠していても最低ラインのH.M.もあります。逆に非常に優れた気密性・断熱性を実現している地域ビルダーも多数あります。
 気密評定

 住宅性能表示制度に準えるとBeハウスの家は以下の8項目については、

・省エネルギー対策等級4
・耐震等級(倒壊防止)3
・耐震等級(損傷防止)3
・劣化対策等級3
・維持管理対策等級3
・ホルムアルデヒド発散等級(内装)3
・ホルムアルデヒド発散等級(天井裏等)3
・感知警報装置設置等級4

と、いずれも最高等級を謳っています。しかし、評価機関に支払う申請料が高いので、かっぱ亭は敢えて取得はしていません。自分でこの程度だと思っていれば十分です。

 その他、家の性能としてこだわったシロアリ対策、防犯対策は、大手H.M.の標準仕様以上のものとなっています。暖房装置は深夜電力でスラブに蓄熱する、ランニングコストが低く、かつ床下空間を閉鎖しない電気蓄熱式床下暖房が入れてあります。

 それでは1000万円台で求める機能を全てを手に入れたのかというと、そうではありません。コスト体系が異なる大手H.M.やローコストH.M.はともかく、工務店レベルでは建材や設備機器の仕入れ価格や手間賃は大差ないと考えれば、どこかの機能を上げれば、どこかは落ちるのです。やはりコストダウンのために諦めたこと、我慢したことはたくさんありました。それらについても、順次紹介していきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました.クリックを頂けましたら更新の励みになります
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建住宅へ

前のページへ | 次のページへ


nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

nice! 0

コメント 6

さと

1000万円台達成おめでとうございます

本当に1000万円台でここまでの家が建つものなのですね。
我が家では、工務店選びの段階で2千万以下をあきらめました。
計画性の無さと、意思の弱さに・・・・
でも、家は結局自分が満足できるかどうかだと思うことにしています^^;

好きな業者で好きな仕様の家を建てること。
限られた予算の中でコストコントロールすること。
2つの相反する可能性が高い事を実現したかっぱさんは、素直にすごいと思います。
by さと (2007-11-05 08:49) 

トーゴ

すばらしいっ!!税込みで2000万円を超えないなんて・・・。我が家の場合、現時点の試算で既に・・・・。
ということで、我がブログの表題は
「2000万円’前後’」と改めさせて頂きました(苦笑)
by トーゴ (2007-11-06 00:48) 

ぷよぱぱ

こんばんは。コストコントロールに関しては爪の垢を煎じて飲ませて頂きたい位です。それにしても自分の家の仕様をここまで把握されている方は、そうはいないでしょうね。さすがです。さて、最近のニュースでニチアス(旧社名は怖い)の偽装が問題になっていますが、我が家もそうなのかなぁとチラット思ったのですが、軒天はノーマークでした。Beハウスはニチアス?問題はないのでしょうけど…。
by ぷよぱぱ (2007-11-06 22:24) 

kappa

さとさん、
これ以上は払えないので仕方ないのです。 (><)
始めから、お金の掛かる設備や内装は諦めていました。ウチの場合は賃貸生活が長かったこともあって要求水準が低めなのだと思います。外構に廻す費用を建築費に廻せばもう少し色はついたかも知れませんが、バランスが悪くなるので・・・ 
でも予算が少ないなりに工夫できましたし、特段高性能という訳ではありませんが、家族が快適に暮らせるレベルにはあると思いますので、これはこれで満足です。

ただ、せっかく家を建て、そこに何十年か住むのですから、自分のこだわりを実現させなければつまらないと思います。当然のことですが、お金を掛ければ掛けただけ、家の仕上がりや満足度は高くなりますので、「ここまでは実現したい(お金を掛ける価値あり)」と思うのなら、それは実現すべきだと思うのです。最終的にはさとさんがおっしゃるとおり、自分が満足できるかどうかですよね。
by kappa (2007-11-06 22:49) 

kappa

トーゴさん、
だっておしゃれなものは殆どありませんから。
良く考えると、Beハウスの標準的な建築仕様で、設備機器や内装を普及品にしたのがウチで、Beハウスでも少数派なのかも。
そういう意味で、基本性能はしっかり押さえつつ、こだわりのパーツが随所にちりばめられているトーゴさんのおウチこそ、Beハウスの代表選手だと思います。
by kappa (2007-11-06 23:18) 

kappa

ぷよぱぱさん、
2000万円までの家としては、最高に自分達にカスタマイズされたと思っています。建築業界は決めた予算の範囲内での家づくりができるような体質にないので、スタートラインにつく(ビルダー選定)まで時間が掛かりました。
ぷよぱぱさんのおウチも、とことんこだわっていますよね。こだわりという意味ではBeハウスのお施主さんらしいのですが、デザインもさることながら、在来工法、外断熱、構造材、内装材など、こだわる部分がひと味違うので、ぷよぱぱさんもある意味Beハウスの中では少数派なのかも知れませんね。

ニチアスの製品をBeハウスが使っていたのかどうかは分かりません。監督さんは何か言っていませんでしたか?
by kappa (2007-11-07 09:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。