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火災保険など [着工後]

 今週は火災保険と登記の準備で忙しく、結局一度も現場に行きませんでした。
 火災保険はAIUとあいおい損保を比較したのですが、保険の条件って会社によってまちまちなのですね。

 かっぱ達は引き渡し後すぐには引っ越さず、引き続き外構工事が行われる予定なのですが、あいおい損保では、引き渡しを受けてすぐ入居しない場合は、その間住宅物件ではなく、一般物件(倉庫や事務所の扱い?)扱いとなって保険料が若干割高になります。また入居後は一旦解約した後、住宅物件として契約し直しになります。何だか面倒ですね。

 また、建物の取得価格が2000万円だとして、1000万円の火災保険に入ったとします。この家が1000万円の被害にあった場合、保険金は1000万円分出ず、減額されるのです。これは家財保険も同様で、家財の評価額として、世帯主年令・家族構成による標準額というものがあって(一千*百万です)、これを下回った額で契約すると、被害額が小さくても保険金は減額されてしまいます。あいおい損保の場合は、特約を結べば、標準額より小さく額で家財保険を契約した場合、契約額を限度に保険金が満額支払われます。

 それではAIUはと言うと、未入居の期間があっても、「住宅用建築物なのですから住宅物件になります」とのことで、保険料が高くなることはありませんでした。また標準額より小さな額で家財保険に加入した場合でも、「被害額を契約保険金額限度にきちんと支払います」ということで、特に特約は必要ありませんでした。
 このため保険料もかなり安くなり、AIUと契約する方向で調整しています(さすがに建物は満額入らなくてはなりません)。
 何より良いのは、これらのやりとりがメールで行えたことです。これなら記録に残るので、後々「言った、言わない」のトラブルになることも少ないと思うのです。
 それにしても地震保険の高いこと。新価の半額しか補償しないのに、保険料は本体の倍近い額です。でも加入します。地震があっても建物は倒壊しないと思いますが、外壁とか瓦などが痛む可能性は結構あると思いますので・・・。

 登記の準備も進めています。
 かっぱ亭は区画整理地で換地が完了していないので、住所を表示するとき旧住所の後に()書きで仮換地の番号も併記します。この正式名称は「仮換地・底地証明書」に記載されています。この証明書は建築確認の際、Beハウスが取り寄せて申請書に添付しているはずなのですが、かっぱの手許に見あたらないので、本日昼休みに証明書の発行を申請してきました(もしBeハウスから書類をもらえれば、取りに行かなくて済みます)。

 これらはH.M.にお願いするのが一般的だと思いますが、浮いた費用がカミさん待望のスロップシンクになったと思って頑張ります。

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Q値判明! [着工後]

 引き渡し間際ですが、Beハウスから次世代省エネルギー性の計算書が届きました。
 かっぱ亭は屋根裏部屋の勾配天井部分のみ、住宅金融公庫の次世代省エネルギー基準の仕様規定を満たしておりません(130mm必要な断熱材が100mmしかない)。しかしこの程度なら十分性能規定(Q値2.7以下など)を満たし、次世代省エネルギー基準(住宅性能表示温熱等級4)をクリアしていると思いましたので、敢えて断熱材を変更したりはしませんでした。
 その後社長のご好意で、Q値他を計算して頂けることになり、報告書が届いたものです。

 計算条件は以下の通りでした。

・壁断熱:住宅用ロックウール(熱伝導率0.038w/m3k)90mm
・屋根断熱:押出発泡ポリスチレン3種B(熱伝導率0.028w/m3k)100mm
・基礎断熱:押出発泡ポリスチレン3種B(熱伝導率0.028w/m3k)50mm
・開口部:アルミ樹脂複合断熱窓(新日軽)Low-E12mm空気層複層ガラス(熱貫流率2.91/m3k)
・玄関ドア:アルミ複合断熱ドア(熱貫流率4.0/m3k)
・換気回数:0.5回/時間(第3種)

 計算を簡略化するためでしょうか、屋根の断熱は全て押出発泡ポリスチレン3種B100mmで計算してあります。これを住宅用ロックウールに換算すると135.7mmですが、実際には屋根断熱は全体の4割程度で、それ以外は天井断熱で住宅用ロックウール180mmを使用していますので、熱損失を大きめ(Q値を過大)に計算してしまうのですが、全体に占める割合は僅かなので大勢に影響はありません。

 計算書はA4のシート7枚におよび、熱橋となる柱、間柱、床根太、大引、屋根垂木、天井根太、梁、動差、開口枠下地材、野地板、床下材、構造用面材、天井下地面材、壁内装下地面材などを全て拾って計算に入れています。
 演算は専用のソフトが行うのでしょうが、シートを見ていて、部材の使用量を拾う作業はとても大変だと思いました。

 部位別の熱損失は次の通りでした(単位W/K)。

・屋根:22.16
・外壁:62.95
・土間外周部:1.66
・基礎外周部:17.97
・基礎中央部:3.77
・窓:84.36
・窓枠下地材:4.25
・ドア:7.92
・ドア枠下地材:0.29

 小計:205.34

 こうして見ると、いかに窓からの熱損失が大きいかが分かります。
 かっぱ亭は幅2間の掃き出し窓が4つもあり、開口部が比較的大きいこともあるのですが、住宅の断熱性能を上げるには、「まず窓から」であることを再認識させられます。

 これに、

・換気による熱損失:76.13

が加わります。換気による熱損失は窓の次に大きいのですが、これは仕方のないところです。第1種換気ならこの数字はかなり改善されると思われます。
 第1種換気システムのうち全熱(潜熱)交換型は、室内の調湿作用を持つ反面、臭いの元である水分を室内に還流してしまうので、一長一短です。顕熱交換型は前記したどちらの特徴も持たず、熱のみを回収するので当たり障りのない方式でしょうか。個人的には構造が単純な第3種換気も、価格が安く故障しにくいというメリットがあるので捨てがたいと思っています。
 いずれにせよ換気による熱損失が半分程度になるのなら、エアコンなどの空気を暖める暖房方式を採用するお宅では、第1種換気システムの導入は大きな効果を発揮するでしょう。
 逆に言えば、第1種換気システムを採用すれば、壁や窓に断熱性能が多少悪い製品を使ったとしても、トータルで次世代基準をクリアできますので、温熱等級4の工法認定を取ることが可能です。しかし、せっかく高性能な換気システムを導入しても、それ以外の部分の断熱性を落とされていては意味がありません。これから建てられる方はちょっと注意が必要かも。

 以上、熱損失の合計は281.47。これを延べ床面積134.15m2で除すと、求める熱損失係数Q値となります。

 かっぱ亭のQ値は2.10でした。

 これはⅣ地域の次世代省エネルギー基準値2.7を楽々クリアしています(因みにⅢ地域の基準値2.4もクリア)。因みに屋根断熱の半分をロックウール180mmで計算すると、Q値は2.08になりました。
 また、換気による熱損失を考慮に入れない場合のQ値は1.5となります。H.M.によってはこちらのQ値を公称値として掲載している場合もありますので、注意が必要です。

 同時に計算してもらった日射取得係数μ値は0.039で、Ⅲ及びⅣ地域の基準値0.07を下回り、こちらも基準をクリアしていました。

 次世代準拠(温熱等級4)を謳っている大手でも、価格が比較的安価なH.M.の仕様は、公庫基準(=かっぱ亭)より断熱材の厚さや性能が低かったり、気密シートを施工していなかったりするのですが、トータルで計算すればQ値2.7、C値5.0はクリアしているのだと思います。やはり住宅金融公庫の仕様規定はかなりオーバースペックなのでしょう。

 かっぱ亭は気密・断熱について特別な工法を用いず、公庫仕様書に準拠しているBeハウスの標準仕様で建てられています。もちろん気密性・断熱性に特化したH.M.の性能には及びませんが、それでもC値1.4、Q値2.1と次世代基準を楽々クリアする値が出ています。1,000万円台(2,000万円に近いですが)でも十分やれたのだと、ちょっと嬉しく感じています。

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照明も安くない [着工後]

 当初契約で1887万円だった建築請負費。この中には建築本体価格、会社経費、工事雑費(外部給排水工事、地盤調査、JIO費用等)、登録諸費用(建築確認、検査申請等)までが含まれており、印紙代(15,000円)、仮設電気・水道料(50,000円)、登記費用、エアコン、カーテン、照明などが含まれていませんので、この部分は当初請負費に追加となります。

 登記は自分でチャレンジすると伝えていたところ、Beハウスの担当者が、建築請負者として用意するべき書類を揃えて渡してくれました。頑張らねば。

 電気工事差額、追加工事(エアコン含む)費については今週の記事で記しました。

 残るは照明とカーテンです。
 通常はそれぞれ40万円程度を見込むそうなのですが、総額を予算内に収めるため、「最低限これくらいはかかります」と、資金計画書で枠取りされた金額が各20万円。
 でもこれで収まる訳ないですよね。

 カーテンは竣工後でも手配が可能なので、打合せの機会は持ちましたが別発注とし、今回の建築請負契約には含めないことにしました。

 照明は担当設計士が予算を考えながら提案してくれたプランでしたが、屋外照明を止め、バルコニーの照明は1つに減らし、ダウンライトの光源はミニクリプトン球からボール球にと、少しずつダウングレード。
 リビングだけはせっかく天井が高いので半埋め込みのシーリングとダウンライトを残しましたが、20.88畳のLDKにシーリングが1つだけなので、普通のお宅では補助照明であるダウンライトを、ウチではフル稼働させて漸く一人前かなと思います。

 シーリング3箇所を施主支給にして安く済ませてはいるのですが、それでも照明費用として30万円弱(定価ベースでは50万円程度)掛かってしまいました。安いものではありませんね。

 コストダウンでちょっと残念だったのはココ。

 寝室と和室なのですが、プルスイッチ(ひも)が付いているのです。
 カミさんに訊くと、「べつにいいんじゃない」と相手にされませんが、できればプルレスにして、すっきり仕上げたかった所です。特に寝室。空飛ぶ円盤にヒモがぶら~んってどうなんだか (><)

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