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黄昏のキュウリ [家庭菜園]

 隊長、気温が下がってきて夏野菜部隊は青息吐息です。キュウリ部隊も半月前はこの状態で4本収穫しましたが、その後実を付けていません。
081019黄昏のキュウリ.jpg

 そうか。

 おナス隊もさすがに疲れが見え、新しい実を付けなくなりました。
081109ナス.jpg

 どちらも、そろそろ撤退じゃな。

 了解しました。

 両部隊の戦果はどうだったのじゃ。

 キュウリ隊は4株で181本の収穫で、1株平均は45本でした。10日毎の収穫本数の推移は次の通りで、8月下旬がピークでした。

08キュウリ成績.jpg

 キュウリ隊は良く頑張った。夏場は食べきれなかったぞ。

 おナス隊は4株で69本の収穫。1株平均は17本でした。

 結局切り戻し選定はしなかったな。だらだら採れ続けたが、株が大きくならなかったせいか、収穫量も物足りなかったのう。

 堆肥などの有機質肥料をやらなかったこと、土が固く耕す深さが足りなかったこと、マルチを被せていて追肥がしにくかったことなど、思い当たるフシは幾つかあります。

 そうじゃな。来年はその辺りを気を付けて収量倍増を目指そう。

 ピーマン隊は今のところ4株で134個の収穫。1株平均は34個です。最近はシシトウ位の大きさの実しか採れていません。
081109ピーマン.jpg

 ピーマン隊も大成しなかったな。原因はナス隊と同じじゃろうし、捲土重来じゃ。一応まだ実を付けておるようなので、もう少し駐留させておくとするか。

 ミニトマト隊はこれまで4株で738個の収穫。1株平均は185個です。未だ実は付いていますが、仲々赤くならず、味も落ちています。
091109黄昏のミニトマト.jpg

 ミニトマト隊は大活躍じゃった。ナス隊、ピーマン隊と同様の条件ではあったが、かえって条件が悪い方が良いのかも知れんな。まだそこそこ実を付けている2株だけ残しておこう。

 いまはもう干からびていますが、シソ隊は単騎で大成しました。
081109黄昏のシソ.jpg

 陽当たりが良すぎたのか、葉っぱが固くてあまり収穫しなかったな。これも撤収じゃ。
 ところでキュウリ隊、ナス隊の交代要員はどうなっておる。

 それが、もう11月中旬になるので、今から種蒔きできる部隊となると、ホウレンソウ隊がぎりぎり間に合うくらいです。せめて10月中旬ならダイコン隊や、カブ隊も配備可能だったのですが。
 敷地に余裕がある訳ではないので、前の部隊の作戦が完了しないと次の部隊が展開できないのです。


 しかし場所が空くまで、苗として育てることができる冬野菜は殆ど無いのではないか?

 確かに、葉物野菜や根菜類は種を直まきしなければなりませんね。

 夏野菜部隊の後を全てホウレンソウ隊に任せる訳にも行くまい。ダイコン牧場をもう少し広げるのじゃ。

 しかし隊長、ダイコンの種を蒔くには1ヶ月以上遅すぎます。今から蒔いても収穫まで行かないと思います。

 そうか。仕方ない、ダイコン隊を一本立ちさせて、間引き菜を移植する。

 隊長、それは無理です。移植する時にどうしても根が切れてしまいます。直根性のダイコン隊員にはこれは致命的です。仮に根付いても成長点がなくなっていますから、又根になってしまう可能性があります。

 分かっておるが、他に手だてはない。移植後一週間様子を見て、駄目ならホウレンソウを蒔くのじゃ。

 う~ん。ホウレンソウの種袋には、種蒔きは11月中旬までとなっていますので、来週がぎりぎりですね。分かりました、移植作業を開始します。



 ということで、ダイコンを間引きがてらに、間引き菜を移植します。
081108間引き菜.jpg
081108移植完了.jpg


 おお、何とか移植はできたようじゃな。

  なるべく根を切らない様に注意しましたが、やはり先端は切れてしまっていますので、暫く様子を見ないと移植が成功したかどうかは分かりません。



 翌日



 よし、次はホウレンソウ隊の配備じゃ。

 既に先鋒部隊が実戦配備についており、戦果を挙げつつあります。
081108ホウレンソウ.jpg
081109ホウレンソウ間引菜.jpg

 寒くなったせいか、葉物野菜には珍しく、ムシも殆ど付いていないな。
 後続部隊も作戦開始じゃ。



 跡地を掘り返してナスやらシソやらを放り込み、アスカマンを振りかけて埋めます。
081109埋設葉茎.jpg

 次にベッドを作り、水を十分染みこませたまき溝に、一晩水に漬けた種を蒔きます。最後に種が足りなくなって、水に漬けていない種も少し蒔きました(緑色の種)。
081109ベッド.jpg
081109種蒔き.jpg

 キュウリ隊の跡地も同様にホウレンソウ隊を配備し、1株だけ残っていたスティック・セニョールも定植します。
081109スティック.jpg

 これで漸く懸案が片づいたな。
 ところで移植したダイコン隊はどんな様子じゃ。

 見てのとおり、ぐったんこです。
081109ぐったんこ.jpg

 むぅ。本来間引かれる者達に、再起の機会を与えているのだから、何とか頑張ってほしいものじゃが・・・


 ダイコンを育てている方のブログなどを見ても、間引き菜を移植するなんて見たことがありません。やっぱり無理なのでしょうか。


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コメント 8

たいせい

 うちではいい加減な水の監理で8月終盤には終わってしまったキュウリが、今もまだ現役だと言うことを素晴らしいと感じました。
by たいせい (2008-11-11 13:33) 

kappa

たいせいさん、

粘ってくれていたキュウリも、さすがに11月の寒さは堪えるようで、枯れてきたので撤収しました。来年はもっと細く長く収穫できると良いのですが。
残っているピーマンとミニトマトも、枯れていないだけという感じです。
夏野菜は実が付いていたので今まで残しておいたのですが、その分冬野菜の植え付けに影響が出てしまったので、もっと早く見切りを付ければ良かったです。

nice!ありがとうございました。

by kappa (2008-11-12 00:06) 

ann

Kappa隊長、大根植え替えたんですか?
それはどうなるか、今後の動静に注目ですね。
以前の、別動体からの報告によると、又根になることもあるが、食べられないこともないとのことでしたが。
私自身はやってみたことがないのでわかりません。

庭の一角だそうですが、いい土を作っておられますね、
なるほど、野菜の残滓を入れて堆肥化されるわけですか。
アスマカンというのは、分解を早くするわけですね?
ところどころに藁クズのような繊維が残っていて、ふかふかの土で根が張りやすそうです。
私も枯れ草や落ち葉などを入れたいのですが、そうすると虫と雑草で・・・。
農薬を使いたくないし、かといって、全然使わないと収穫は望めないし、悩むところです。
by ann (2008-11-12 06:42) 

plusgate

うちのトマトはすでに忘れ去られた存在になってます・・・
この記事で思い出しました(笑)
by plusgate (2008-11-12 19:20) 

kappa

annさん、

週末に借りてきた本にダイコンの成長の仕方が解説されていたのですが、やっぱり直根を切ってしまう又根になってしまうのですね。それに根がぐねぐね曲がってしまうと、その通り太ってしまいそうです。
まあ食べられないこともないということでしたら、このまま様子を見てみます。唯一の希望は、品種が、普通の大根より根が浅い聖護院大根だということでしょうか。いずれ、結末を報告させて頂きます。

庭の土は比較的固い赤土で、雨が降るとべとべと、乾くとかちかちになって、有機分が殆どありません。ですから野菜の生育は余り良くなく、なるべく栽培が終わった葉茎は埋めておくようにしています。アスカマンには嫌気性発酵をする菌が入っており、分解が進むそうです。連作を嫌うナス科の葉茎を埋めてしまうと、4~5年はそこでナス科の野菜を作れなくなってしまいますが、ローテーションと接ぎ木苗で何とか凌ごうと思っています。
by kappa (2008-11-12 21:52) 

kappa

plusgateさん、

ミニトマト、まだ実を付けているかも知れませんね。
ウチも10月の下旬からは夏野菜の収穫は殆ど無く、忘れられた存在でした。

nice!ありがとうございました。

by kappa (2008-11-12 21:58) 

toyo

がんばってくれた野菜達に感謝ですね。
それに比べて自分は・・・なんて。
なんか感動します。
ヘンなコメントでごめんなさい。
by toyo (2008-11-12 23:59) 

kappa

toyoさん、

野菜を引き抜くときには、自分でもおかしいかなと思いながら、感謝の気持ちを込めてごくろうさんと声を掛けています。
引き抜いた後は根が病気になっていなかったか、冷静にチェックしますが・・・

nice!ありがとうございました。
by kappa (2008-11-13 08:08) 

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