モデルハウス売ります２（うきうきバスツアー）

　モデルハウス売却に応募してから数日後、営業の方が自宅を訪ねてきて、かっぱ家の建築候補地にモデルハウスを移設した場合の図面を見せてくれました。応募者全員に対してこの様な図面を作っているということで、大変だなあと感じます。図面を見ると・・　

と・とにかく家がデカイ　　！Σ（￣□￣;

敷地に家が建っているというより、家の廻りに敷地がはみ出ているという感じ。南に面したリビングは隣家の北壁面と鼻面を合わせ、庭は殆どなし。
こ、こんなん、ありえん・・・
何とかまともな配置にしようとすると、家の南側を1/4ほどズバッと切り取らなけばなりません。チーズじゃあるまいし、いくらユニットでもそんなことできるのでしょうか？
まあ、それでも十分すぎるくらい広いのですが、家自体が変な格好になってしまうのと、全体的に間取りが大雑把なため、妻はかなり引いてしまっています。営業の方は、抽選で外れた場合でも、セ○スイハイムで建てるとこんな感じなりますと熱心にプレゼンしてくれたのですが、建築予算は2,000万円までで、それ以上は全く考えていない旨を伝えると、

「それでは坪30万円台のHMも検討しなければならなくなります」　（￣＾￣）／　

と言われてしまいました。2000万円以下で建築するなんて、やっぱり無謀だったのでしょうか。でも、ない袖は振れないので仕方ありません。営業の方もこちらの意思を汲み取ったのか、その後は事務的な連絡のみを交わしただけでした。（見込みが無い客に無理な営業をしないという点で、この営業の方には好感を持ちましたが）

　そうこうしているうちにバスツアーの日を迎えました。妻からは無理して行かなくてもいいと言われましたが、乗りかかった舟なので一人で参加しました。当日同じバスには10組くらいの参加者がいて、若い子供連れあり、年輩の方ありでしたが、皆夫婦で参加されており、一人で参加したのは私だけでした（やる気のなさが見え見え）。乗車早々ビールとおつまみが配られ、

できあがったおじさん達で大カラオケ大会！　　v(≧∇≦)v

てなことは勿論なく、HMの説明ビデオを見ながら大人しく工場へ向かいました。到着して廻りを見回すと、ヤマトとの最終決戦に備えて結集するガミラス艦隊よろしく、同じようなバスが続々と集まってきます（せ、世代が・・・ (＞＜) ）。衛兵（ではなく営業の方）に先導され工場の敷地内へ。場内はさながらツアー客が集まる観光地のように、何十組の団体がそれぞれの担当者に先導されて施設内を見学しています。まあ、ばらばらに見学に来られては工場も対応が煩雑でしょうから、特定の見学日を設定し、まとめて受け入れた方が効率が良いのでしょう。ユニットの製作過程を順路に従って見学。基本的には流れ作業で、ベースとなるユニットに壁やら窓やら、いろいろなパーツを取り付けていきます。１つ１つのユニットはフレームは同じですが取り付けるパーツが異なるので、電気製品のように同じ物を大量生産という訳にはいかず、住宅生産の難しさを感じました。同じ住宅を100棟作るとしたらこの工場は最強なのではないでしょうか。

　生産ラインを一通り見学した後は昼食です。綺麗な食堂に案内され、立派なお弁当と飲み物を頂き　〃^_^〃　、子供達を連れてくれば良かったかなと、ちょっとだけ思いました（一人の食事は侘びしい・・）。

　午後は、耐火材を高温のバーナーであぶり表面が焦げるだけで中身は何ともない様子を見せてくれたり、ユニットをクレーンで高く釣って地上に落下させ（ちょっとした迫力です）殆ど歪みがないことを確認したり、阪神淡路大震災と同等の地震動を体験できたりなど、派手な企画が続きました。最後に工場内のモデルハウスを見学してから帰途につきました（車中では皆、夢の中）。私は「顧客予備軍に対する営業の一環」という先入観があって構えてしまっていたのですが、このような関係がなければちょっと面白い工場見学であることは間違いなく、もっと楽しんで参加する手もあったかと思いました（営業の方も工場の方も親切だったし、帰りにはちょっとしたお土産も頂けたし）。

ともかくこれでノルマはこなしたので、あとは抽選にまっしぐら！

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