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気密性・断熱性に係る基準(1) [ハウスメーカー選び]

  せっかく昨日おバケ屋敷の待ち時間をレポートして、これから行く人達へ情報提供したのに、アップしてすぐso-netのメンテでブログは朝まで表示不能・・・_| ̄|○

 気を取り直して家の話を続けます。

 Beハウスの仕様の気密性・断熱性を評価するには、かっぱ自身も気密性・断熱性に係る基準について知っておく必要があります。そもそも次世代省エネルギー基準や省エネルギー等級とは何なのか、断片的な知識はあったものの、その考え方や定義を正確に知っていた訳ではないので、調べてみました。

 通称「次世代省エネルギー基準」とは、昭和55年に制定され、平成4年と平成11年3月に改正告示された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断と基準」及び「同設計及び施工の指針」に示されている省エネルギー住宅の基準のことです。
 平成4年の基準は「新省エネルギー基準」あるいは「省エネルギー住宅(一般型)」と、平成11年の基準は「次世代省エネルギー基準」あるいは「省エネルギー住宅(次世代型)」と一般に呼ばれています。
 平成11年度の基準改正は、地球的規模で起こっている温暖化をくい止めるため、家庭で消費されているエネルギーの半分以上を占める暖冷房と給湯について、住宅の断熱性能を上げることでエネルギー消費を抑制することを目的としています。数値的には暖冷房用のエネルギー消費量を改正前の基準で断熱気密化した場合より、全体で20%削減するというものです。
 主な改正点は、年間冷暖房負荷の基準値の設定、熱損失係数の基準値の引き上げ、隙間相当面積の基準値の見直し、地域区分の見直し、計画換気の義務づけ、防湿・気密の標準施工工法の提示、等です。

 これらの基準値は建築地の気候によって異なり、寒冷地では厳しく、温暖地では緩くなります。本制度では日本を市町村単位で6つの地域に分け、最も厳しいⅠ地域は北海道、Ⅱ地域は青森・岩手・秋田県、かっぱの建築地である関東はⅣ地域とされています。

 改正前から厳しい基準が定められていた北海道では気密性・断熱性についての意識が高く、試行錯誤が繰り返されながらも現在では気密性・断熱性の高い住宅が供給される様になっています。一方で比較的温暖な地域(例えば日本の人口の8割もが集中している東京、大阪を含むⅢ地域やⅣ地域)においては、断熱・気密化が余り進展していなかったこともあって従来は低いレベルの基準が設定されていましたが、改正後は一段階厳しい基準値が設定されています。

 それでは一体どの様な項目が規定されているのか、さらに調べてみました。

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plusgate

わかりやすい解説です。ここまで調べるのも大変だったと思います。
その後の記事も楽しみです。
by plusgate (2007-08-16 13:20) 

kappa

plusgateさん、こんにちは。
調べてみると次世代省エネ基準について詳しく解説してあるページはたくさんありました。告示文や公庫基準などは難しかったので、ここでは自分の理解できた範囲で記しています。当時は調べながら、何故自分がこんなことを・・・と思っていました。
by kappa (2007-08-16 19:23) 

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