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オール電化の電気料金(住んでみてから) [転居後]

 良くあるタイトルですね f(^^;)

 先日さとさんのブログに、1ヶ月の電気料金が一万円を切ったという記事がありました。
 そう言えば3月までに暖房について一連の記事を記した後、寒さが緩んでからは電気料金って気にしたことがありませんでした。なぜなら電気に関してはそれ程無駄遣いしているつもりはなく、成るようにしかならないと思っていたからです。太陽光発電は経済的にペイしないし・・・ 

 それでも、光熱費が団地に住んでいた時代と比べてどの程度違ってくるのかは興味のあるところ。ブログの記事に刺激されて、これまでの電気料金を調べてみました。


 昨年12月から、今年6月までの電気料金の推移は次のとおりです。夜間1は100V機器の深夜時間帯、夜間2は電気蓄熱式床下暖房です。
電気料金推移.gif

 このうち、3月支払い分までは未入居でしたので24時間換気と電気蓄熱式床下暖房のみの金額となります。4月支払い分も8日間は未入居ですので、フルに1ヶ月住んでいた月は5月と6月のみとなります。最も高かったのは未入居時代の2月で18,298円、最も安かったのは6月の6,747円でした(30日換算では7,229円)。

 蓄熱暖房機は1月から3月までフル稼働、4月、5月は時々稼働させた程度です。逆に6月に入ってからはエアコンで冷房する日もありました。

 一ヶ月の光熱費が6,747円というのは少し安く感じますが、ウチの場合電気蓄熱式床下暖房等の利用によって料金が5,000円以上割り引かれているのが効いています。暖房機の設置費は90万円。壊れないでいてくれれば設置費は約16年で償還される計算です。しかしニクロム線による暖房なので、深夜電力を使用しているとはいえエコキュート式床暖房の倍以上、エアコンの日中稼働と同程度のランニングコストが掛かります。

 蓄熱暖房は6月の検針期間中(5/14~6/10)に2日ほど利用しましたが、いずれも翌日に気温が上がってしまい、結局窓を開けたりして不経済でした。蓄暖には燃料費調整額を含め約1,100円の電気料金が掛かっています。これがなければ総額は5,000円台だったところで、この時期はエアコンを利用した方が良さそうです。

 因みに団地に住んでいた昨年6月の光熱費は、電気8,741円、ガス8,333円、合計は17,074円で、今年の方が10,327円安くなっています。6月は冷暖房を殆ど使用しない月なので、床面積の違いは影響せず、この差は専ら割り引きの有無と、エコキュートによる給湯費の抑制によるものと思われますが、60%offで一万円以上安くなるとはちょっと驚きです。


 30日換算した費目別電気料金の各月の推移は次のとおり。割引額と燃料費調整額はそれぞれの費目に按分してあります。「夜間」は100Vの深夜電力料金、「昼・朝晩」は昼間と朝晩時間帯の電気料金の合計です。
電気料金グラフ.gif

 これを見ると、ウチの場合蓄熱暖房に掛かる費用がとても大きいことが分かります。厳寒期には暖房費だけで20,000円を超えるでしょう。
 尤も、たくさん使うからこそ大きな割引が設定されているのですが・・・

 「夜間」、「昼・朝晩」の費用は4~6月で余り変わりません。4月はエコキュートの設定をおまかせにしていたら湯切れを起こしそうになり、昼間の時間帯に焚き増したことが何度もあったので、他の月と余り変わらなかったのだと思います。今は、「深夜時間帯にできるだけたくさんのお湯を作る」設定にしてあります。370リットルの製品ですが、この使い方で3割程度の余裕があります。
 「夜間」、「昼・朝晩」の使用電力を比較すると、いずれの月も「夜間」の使用電力が「昼・朝晩」を上回っています。これを見ると住宅の消費エネルギーに給湯が占める割合がかなり大きいことが分かります。
 単価が安いのと、エコキュートの効率が良いので、電気料金はそれほど掛かっていないのですが。

 エコキュートによる1ヶ月の給湯費はおおよそ1,000円と宣伝されていますが、かっぱ亭ではもう少し掛かっている感じです。これは電気料金の単価が燃料費調整によって20%ほど値上がりしたことと(来月以降は更に10%値上がり)、風呂の保温を2時間ほど行っていることによると思われます。
 結構湯量を消費しますが高温足し湯が面倒なので・・・

 電力量計を時間ごとに読んだところ、エコキュートの稼働時間帯の消費電力は、夜間の消費電力全体の約72%でした。エコキュートの稼働時間帯であっても24時間換気、常夜灯、冷蔵庫他の電化製品は電力を消費していますので、エコキュートの電気料金はおおよそ1,400円/月程度でしょうか。気温が上がる夏場はこの金額はもっと下がり、逆に冬場は上がりますが、一応この金額を年平均と考え、電気温水器との比較をしてみます。
 エコキュートと電気温水器の効率の差は約3倍と言われていますので、電気温水器だと毎月1,400円程度の給湯費が4,200円になり、その差は年間33,600円です。原油高の影響で電気料金が上昇すれば、その差はさらに広がるでしょう。
 これは以前の記事 完成見学会_Web版(4) に記した想定と同程度で、エコキュートと電気温水器との購入価格差は補助金を頂いたこともあって4~5年で回収できるのですが、機器の寿命を考えると(電気温水器の方が長持ち)、電気料金の差額で新しいエコキュートが買えるくらい(15年程度)持って欲しいところです。

 今後の電気料金ですが、炊事や照明など、基本的な部分はこれからも余り変動しないと思われます。節電といっても、夕食後の食洗機は夜11時以降に使うとか、ポットのお湯は朝7時前に沸かしておくとか、なるべく安い時間帯に電気を使うようにしている程度です。今後は6月の電気料金に冷房費が加算されていきますが、「一日中エアコンのスイッチを入れっぱなし」をやってみるつもりなので、どの程度になるのか興味津々です。

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たいせい

 夏のエアコン最盛期にお威力を発揮しそうですね。
by たいせい (2008-06-19 14:59) 

mugitea

冬はかかりそうですが、夏は安く上がりそうですね^^
ウチは同じ契約のご家庭よりも電気を使いすぎているようで・・・。
オール電化にして安くなった!!!とは実感できずにいます。
使い方が悪いのかなぁ^^;
by mugitea (2008-06-20 08:54) 

れっしー

以前蓄熱暖房の記事でコメントさせていただいたれっしーと申します。
うちも入居からまる一年が経過し、先日電気代を集計してみましたところ、月平均で16,500円とでました。今年の6月の電気代は6,300円と、kappaさんとほぼ同じですね。
夏のエアコンの使い方は私も興味があります。日中つけっぱなしで窓締め切りが良いような気もしますが、昨年は試してみていません。
それにしても、燃料調整費が、深夜電力も含めて一律加算されるのは納得できません。このまま行くと今年の冬は・・・
by れっしー (2008-06-20 11:32) 

kappa

たいせいさん、

高気密・高断熱の家はエアコンをつけっぱなしにしても、それ程電気を消費しないとは言われていますが、実際はどうなのか不明なので、ちょっとやってみようと思っています。

nice!ありがとうございました。
 
by kappa (2008-06-21 22:53) 

kappa

mugiteaさん、

オール電化の場合、如何に昼間の時間帯に電気を使わないかが、電気代節約のポイントではないでしょうか。
ウチの場合、朝の調理が7時前にほぼ終わるというのも、電気代の節約に一役買っていると思います。尤も、田舎に引っ越したので、家を早く出るようになっただけなのですが。

nice!ありがとうございました。
 
by kappa (2008-06-21 23:00) 

kappa

れっしーさん、情報、ありがとうございます。

平均で16,500円ですか。
ウチはレッシーさんのお宅よりQ値が少し大きいと思いますので、もうちょっと高くなってしまいそうですね。

燃料費調整、確かに一律加算には大いに不満を持っています。電気代に占める石油の比率によって、加算率を決めて欲しいです。このままでは、冬場の30,000円突破は必至です。
 
by kappa (2008-06-21 23:06) 

ぷよぱぱ

我が家ももうすぐ入居半年を迎えます。寒くもなく暑くもないこの時期は電気代が安いですね。今後は燃料費調整が恐ろしいですね。ママの許しが出ればぷよ家もデータを公開したいと思います。今のところ表をブログに貼り付ける知識はありませんが…
by ぷよぱぱ (2008-06-22 14:04) 

kappa

ぷよぱぱさん、

燃料費調整、本当に何とかして欲しいです。
表の貼り付けですが、以前はhtmlで作って貼り付けていたのですが、書式が煩雑で大変でした。今はエクセルの表をクリップボードにコピーし、画像が扱えるソフトにペーストし、画像として保存してアップしています。これはかなり楽です。

ぷよぱぱさんのお宅は外断熱ですので、同じエナーテックを使っていても、一日の温度変化は少なそうですね。エアコンつけっぱなし・構造体ごと冷却作戦も、ウチより有効だと思います。
 
by kappa (2008-06-22 23:42) 

トーゴ

我が家の今月の電気代→6000円台で仲間入り!ウレシイです。

冬の電気代、住み始めが2月1日でしたが、23000円くらいの電気代だったと記憶しています。

夏は期待していますデス。木造モルタルから、ガルバリウム葺きへのチェンジが発揮されるのは、夏の夜とミタっ!!

今年の夏はできるだけ冷房をかけずにがんばってみマス。
by トーゴ (2008-06-23 21:26) 

kappa

トーゴさん、

 トーゴさん邸も6,000円台突入とのこと、おめでとうございます。
 こうして見るとBeハウスの家って光熱費は似たような金額になるのかも知れないですね。冬はエナーテックだし・・・
 夏の目標は冷房なしですか。ウチも風が強い場所なので、窓を開ければこれでもかってくらい風が通るのですが、外気温が下がる夜は開けたままではいられませんし、悩むところです。窓を閉めていても、シロッコファンや浴室換気扇を強にしたら、外気がたくさん入ってくるかも知れませんね。

by kappa (2008-06-24 20:37) 

まさよし

今年69歳になる私には終戦後の日本の家屋が如何に省エネの理にかなったものかを思います。
夏の暑いときは、日照りの外には人っ子一人もなく、ただ、ジイジイ蝉が絶え間なく鳴いていましたっけ。
ただ、今日みたいにシオーツーがなんだとか、温暖化だとか、色々聞かされますが、曲がりなりにも家の一軒も行き渡った今日こそ言える贅沢です。機密性とか、寒さ、暑さ対策などアホらしゅうてきいてられんちゅうの。

時代錯誤といわれても、日本の高温多湿で冬寒いところには、土を練って
竹にこすりつけ、効率が悪いとても日本家屋の原点に帰るべきなんや。
アルミサッシ要らん!
また、風呂も銭湯がいいのでいわ!
車、二台がやっとの土地に木造三階建ての建売がスタンダードで、人並み
やなんて・・・・・悲しゅうなるるはな。
どっかのアフリカにいったら牛糞で家の壁つくちょるやんけ!

雨にも負けず風にも負けず・・・・の宮沢賢治の精神を進化し続ける現在
の日本人達に、今一度、快適 とはなにかを考えてもらおうやないか。

加速度的に進む少子、高齢化。あと10年もしたら、ウサギ小屋のような
建売が不良債権化して、空き家だらけでゴーストタウンやで。

日本は昭和20年にポッダム宣言を受託し、敗北を認めたけど、心から
認めていない。
敗戦による日本人の野卑な財閥の末裔は、外国の製品のコピーを安い
労働力で生産し、臆面もなく外国に売りつける。
しかし、ここにきてそれらの勢力も国内の消費マインドの低迷、消費者が
今までコマーシャルベースでやむなく買わされていた商品と違った、何か
をさがしている。
多様的で、既成概念から大きく外れ、大量生産できない、商業ペースから
外の世界にある、何かを若者は、漠然としてもっている。
by まさよし (2010-03-26 23:48) 

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