小屋裏より愛をこめて [これから建てる人のために]
新居に越してきて半年が経ちました。
入居当初の感動は何処へやら、今ではこの家に暮らしているのが当たり前に感じられ、日々新築の初々しさを失っている気がしています。傷も結構ついちゃったし、・・・
新しい家に入っても、生活スタイルはあまり変わりません。
寝室こそ、それまでの川の字から個室になりましたが、家族がリビングに集まって思い思いの時間を過ごすのは相変わらずです。
その辺りは建築前に意図した通りなのですが、思惑と異なったのは屋根裏部屋でした。
かっぱ亭では収納の確保とDENとしての利用という2つの目的で、15畳程度の屋根裏部屋を設けています。建築前はこれが間取りを決める上で重要な要素であり、入居後はたまにしか使わないモノをしまったり、実家に預けてあった荷物を引き取ったりして、収納部屋として活躍しております。
しかし第二の目的であるかっぱの書斎(いやそれ程立派なものではないのでDEN)としては、
殆ど使われておりません。
なんでか~と言うと、やっぱり 3階まで上るのが面倒 だから。
やっぱり最初は愛だとか情熱だとかを語りますが、生活しだしちゃったらねぇ。
・・・
ウチの場合、リビングにはソファーを置いていません。
なのでスタジオのようなだだっぴろい空間が広がっており、ダンスもできます。
先週末は宴会芸の練習で夜な夜な踊りました。
それにしても芋洗坂係長は太っているくせして華麗なステップ。踊りながら替え歌を歌い、さらには表情で観客を楽しませる。さすがにプロの芸人で、素人には到底真似が出来るモノではありません。仕方なく、当初の「B定喰いてぇ」を断念。動きの少ない「人事課」でお茶を濁すことにしましたが、それでもカラオケのリズムに遅れずに歌って踊るのは至難の業・・・
あぁ腰が痛い
という訳で、リビング&続きの和室は踊り放題・寝ころび放題、かっぱは家にいる時間の殆どをリビングで過ごしています。
しかし、夏場に汗で濡れたシャツで寝転がっていたら、フローリングのワックスが部分的に白く浮いたような感じで剥がれてきてしまいました。ちょっとびっくりしたので、Beハウスの監督さんにも問い合わせたのですが、そんなに早くワックスが取れるなんて聞いたことがないと・・・
やっぱり汗が原因らしいので、今ではカミさんによって、ウェットなごろ寝禁止令が敷かれております。さすがに涼しくなった今の季節は大丈夫ですが、暑い盛りにごろ寝をするときはバスタオル敷きが必須でした。
とにかく普段はリビング、ちょっと静けさを求めるときは寝室で用が足ります。天井の高さが1.4mと低く圧迫感があることもあって、屋根裏部屋には荷物の出し入れをするとき以外は、行こうという気が起こりません。どうやら狭いところに籠もりたがるのは子供だけだったようです。
もう一つ。夏の暑さもあります。
よく夏の屋根裏部屋は暑くて居られたモノじゃないという話も聞きます。
一夏過ごした感じでは、確かに屋根裏の温度は家の中で最も高いと感じました。
かっぱ亭の場合、屋根裏部屋の天井の一部分だけ、断熱材の厚さが次世代省エネルギー基準の規定より薄くなっています。暑さ対策としては、24時間換気に屋根裏部屋も含めたことと、小さな窓を付けたこと位で、エアコンなどは設置していません。
この条件で、夏場の屋根裏部屋の温度がどの程度になるのか測定してみました。
この夏最も外気温が高かった8月上旬に測定した温度は次のとおりです。
図の赤い線が屋根裏部屋の温度、水色の線がリビングの温度、緑の細線が近傍の観測所の外気温です。リビングの温度が28℃前後で一定なのは、エアコンをつけていたからです(後半はやせ我慢してたので、温度が上がっています)。
これを見ると、屋根裏部屋の温度はかなり高く、早朝を除けば概ね30℃を超えています。室温はその日の外気の最高気温より高くなることは殆どありませんでしたが、逆に外気温が下がる深夜から早朝にかけても室温は高いままでした。また、外気温は午後2時から3時にかけて最も高くなるのに対して、室温は午後7~8時くらいがピークになります。逆に午前中なら外気温が上がってきても室温は30℃を切っている日が多いです。
この傾向を考えると、
夏場に屋根裏部屋を使うなら午前中に限る
と言えそうです。
まあ、同じ意味で畑仕事も気温の低い午前中が望ましいわけで、この頃の休日は午前中庭に出ていて、午後はリビングでぐったり過ごすという生活でした。
家を建てた後は畑の面積が広がったので手入れに時間が掛かり、インドアの趣味が開店休業というのもありますが、建築前はあれだけ期待していた屋根裏部屋が、思ったほど使われていないのは、嬉しいような嬉しくないような誤算です。
でもあれほど切望したマイスペース。いずれ使うようになると思ってます。
いびきがうるさくて寝室から追い出された時かもしれませんが・・・ (><)
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入居当初の感動は何処へやら、今ではこの家に暮らしているのが当たり前に感じられ、日々新築の初々しさを失っている気がしています。傷も結構ついちゃったし、・・・
新しい家に入っても、生活スタイルはあまり変わりません。
寝室こそ、それまでの川の字から個室になりましたが、家族がリビングに集まって思い思いの時間を過ごすのは相変わらずです。
その辺りは建築前に意図した通りなのですが、思惑と異なったのは屋根裏部屋でした。
かっぱ亭では収納の確保とDENとしての利用という2つの目的で、15畳程度の屋根裏部屋を設けています。建築前はこれが間取りを決める上で重要な要素であり、入居後はたまにしか使わないモノをしまったり、実家に預けてあった荷物を引き取ったりして、収納部屋として活躍しております。
しかし第二の目的であるかっぱの書斎(いやそれ程立派なものではないのでDEN)としては、
殆ど使われておりません。
なんでか~と言うと、やっぱり 3階まで上るのが面倒 だから。
やっぱり最初は愛だとか情熱だとかを語りますが、生活しだしちゃったらねぇ。
・・・
ウチの場合、リビングにはソファーを置いていません。
なのでスタジオのようなだだっぴろい空間が広がっており、ダンスもできます。
先週末は宴会芸の練習で夜な夜な踊りました。
それにしても芋洗坂係長は太っているくせして華麗なステップ。踊りながら替え歌を歌い、さらには表情で観客を楽しませる。さすがにプロの芸人で、素人には到底真似が出来るモノではありません。仕方なく、当初の「B定喰いてぇ」を断念。動きの少ない「人事課」でお茶を濁すことにしましたが、それでもカラオケのリズムに遅れずに歌って踊るのは至難の業・・・
あぁ腰が痛い
という訳で、リビング&続きの和室は踊り放題・寝ころび放題、かっぱは家にいる時間の殆どをリビングで過ごしています。
しかし、夏場に汗で濡れたシャツで寝転がっていたら、フローリングのワックスが部分的に白く浮いたような感じで剥がれてきてしまいました。ちょっとびっくりしたので、Beハウスの監督さんにも問い合わせたのですが、そんなに早くワックスが取れるなんて聞いたことがないと・・・
やっぱり汗が原因らしいので、今ではカミさんによって、ウェットなごろ寝禁止令が敷かれております。さすがに涼しくなった今の季節は大丈夫ですが、暑い盛りにごろ寝をするときはバスタオル敷きが必須でした。
とにかく普段はリビング、ちょっと静けさを求めるときは寝室で用が足ります。天井の高さが1.4mと低く圧迫感があることもあって、屋根裏部屋には荷物の出し入れをするとき以外は、行こうという気が起こりません。どうやら狭いところに籠もりたがるのは子供だけだったようです。
もう一つ。夏の暑さもあります。
よく夏の屋根裏部屋は暑くて居られたモノじゃないという話も聞きます。
一夏過ごした感じでは、確かに屋根裏の温度は家の中で最も高いと感じました。
かっぱ亭の場合、屋根裏部屋の天井の一部分だけ、断熱材の厚さが次世代省エネルギー基準の規定より薄くなっています。暑さ対策としては、24時間換気に屋根裏部屋も含めたことと、小さな窓を付けたこと位で、エアコンなどは設置していません。
この条件で、夏場の屋根裏部屋の温度がどの程度になるのか測定してみました。
この夏最も外気温が高かった8月上旬に測定した温度は次のとおりです。
図の赤い線が屋根裏部屋の温度、水色の線がリビングの温度、緑の細線が近傍の観測所の外気温です。リビングの温度が28℃前後で一定なのは、エアコンをつけていたからです(後半はやせ我慢してたので、温度が上がっています)。
これを見ると、屋根裏部屋の温度はかなり高く、早朝を除けば概ね30℃を超えています。室温はその日の外気の最高気温より高くなることは殆どありませんでしたが、逆に外気温が下がる深夜から早朝にかけても室温は高いままでした。また、外気温は午後2時から3時にかけて最も高くなるのに対して、室温は午後7~8時くらいがピークになります。逆に午前中なら外気温が上がってきても室温は30℃を切っている日が多いです。
この傾向を考えると、
夏場に屋根裏部屋を使うなら午前中に限る
と言えそうです。
まあ、同じ意味で畑仕事も気温の低い午前中が望ましいわけで、この頃の休日は午前中庭に出ていて、午後はリビングでぐったり過ごすという生活でした。
家を建てた後は畑の面積が広がったので手入れに時間が掛かり、インドアの趣味が開店休業というのもありますが、建築前はあれだけ期待していた屋根裏部屋が、思ったほど使われていないのは、嬉しいような嬉しくないような誤算です。
でもあれほど切望したマイスペース。いずれ使うようになると思ってます。
いびきがうるさくて寝室から追い出された時かもしれませんが・・・ (><)
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タグ:小屋裏
2008-10-03 19:00
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コメント(4)
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芋洗坂係長は、もとアイドルのバックダンサーだそうです。スゴイっすよね。
我が家に屋根裏部屋はありませんが、ロフトがあります。使ってませんね~・・・・。ガンダム部屋の模型製作机も、作ってもらったのに現段階ではほとんど使ってませんしねぇ~・・・。
これは家族の生活スタイルによるものと思いますよ。私に1人で集中できる時間がほとんど無い・・ということかな・・。複雑。
by トーゴ (2008-10-05 20:27)
トーゴさん、
あのダンスの切れはただ者ではないと思いましたが、バックダンサーだったのですか。どうりで、素人が真似できないはずです。
宴会芸には最適なのですが・・・
トーゴさん邸でもロフトは使われていませんか。
やっぱり家族がリビングに集まる生活スタイルでは、籠もるタイプの部屋の利用頻度は小さくなりますね。
一人で集中できる時間・・・ 私は庭仕事をしている時くらいです。
by kappa (2008-10-05 21:19)
いつもながらのデータ、素晴らしいです。
小屋裏に関しては、温度管理が行き届くようだと室外との温度差が野地面に集中し結露などの問題を引き起こすようにも感じており、それを考慮に入れた通常よりも高い断熱性(特に熱架橋に配慮した)が必要になるのだろうと漠然と感じていました。
建物というのは本当にバランスが大切ですね。
by たいせい (2008-10-06 08:27)
たいせいさん、
この温度変化を見ると、断熱ライン外側の小屋裏空間の温度もそれほど高くなっていないように感じます。
瓦の断熱性や、棟換気が効いているのかも知れません。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2008-10-07 19:23)