玉石混淆,トウモロコシ隊 [家庭菜園]
隊長、苦戦の続いていたトウモロコシ隊ですが、何とか絹糸抽出から3週間が経過するところまできました。
そうか、発芽率が低かったり、低温に弱かったりで生長が遅れに遅れていたが、その後は順調じゃったのか。
そうでもありません。全体的にか細いのは相変わらずで、風が吹くと倒れてしまいます。
トウモロコシ隊への支援と言えば、エネルギー補給と土寄せじゃ。それが十分で無かったということか。
確かに倒伏防止には土寄せ作戦が有効なのですが、我が基地には寄せるための土がありません。
基地中に守備隊が配備されているからな。土が余っている持ち場はなかろう。
そのため、倒れた隊員はトンネル支柱を援軍に派遣しております。
うぅむ、何となく過保護の感は否めないな。
背に腹は代えられません。さらに、以前報告しましたように、スイカ隊・メロン隊の襲撃を受け、防戦一方です。
まあウリ科軍団は地際を進軍するから、背の高いトウモロコシ隊なら凌いでくれるじゃろ。
確かにそうですが、相手がトマトとなると話は別です。このトマトの下にトウモロコシ隊員が埋もれています。
しかしトマト隊はトウモロコシ隊と離して配備したはずでは。このトマトはどこから来たのじゃ。
基地で自然発芽した野良トマトです。今年は、我が基地にミニトマトを1機しか配備しなかったので、一番元気の良い野良トマトを放置したのですが、わさわさになってトウモロコシ隊を覆ってしまいました。
それでトウモロコシ隊員はどうなったのじゃ。
見事撃沈されております。この隊員は元々生育が止まり気味だったのですが、弱肉強食作戦も程々にされた方が良いと思いますよ。
我が基地に、生長しない隊員を置いておけるだけの余裕は無いからな。それで、受粉作戦は順調に推移したのか。
はい、昨年より半月遅れでしたが、雄穂、雌穂ともに抽出したので、人工授粉作戦を実施致しました。
ご苦労じゃった。我が隊のように小規模な部隊では、先端まで実が入るかはこの作戦にかかっておるからな。
はい、一度人工授粉をしても、先端の絹糸は後から抽出しますので、このように枯れずに伸びている絹糸を見つけたら、再度受粉作戦を行っております。
そうか、それで作戦の成果はどうじゃった。
上々でした。重量は350gと市販のMサイズ程度でしたが、先端まで実が詰まっております。初物はいつもの様にトウモロコシご飯にして頂きました。
おお、アワノメイガの襲撃も受けなかったようじゃな。
はい、今回配備した40機の中で、アワノメイガ隊の襲撃を受けた株は一つも見あたりません。
そうなのか。今年は初期の生育不良のため収穫時期が半月も遅くなったので、昨年より襲撃が厳しくなると思ったが、意外じゃな。
各隊員の雄穂は花粉が出なくなったらすぐに切り離していますが、それだけで防げる敵ではありません。我が基地は住宅地の中にあるので、近隣にトウモロコシ隊が配備されておらず、アワノメイガ隊が手薄であることは確かです。また、この冬はとても寒かったので、基地に潜むアワノメイガ隊が冬を越せなかった可能性があります。さらに、今回の部隊は花粉の出が非常に少なかったです。
そうなのか。
はい、昨年配備したゴールドラッシュ隊は、雄穂を揺すると下に置いた画板に黄色い粉がばさばさ落ちてきましたが、今年のランチャー82隊の花粉はぱらぱら落ちてくるだけです。アワノメイガ隊は花粉の匂いを目標に突撃してくるとのことですので、狙われ難かったのかも知れません。
花粉が少ないのは品種特性か、生育が芳しく無いせいなのかは判然としないが、結果的に幸いしたようじゃな。
さらに、トウモロコシ隊の周りを頻繁にパトロールしていたアシナガバチ隊も貢献しているかも知れません。彼らは肉食なのでアワノメイガ隊を見つければ即座に捕まえてしまうでしょう。
おっおい、こんな巣、いつ見つけたのじゃ。
これでは危険で基地内の作戦に支障を来してしまうぞ。
先日の4年点検の折り、Beハウス隊の方が見つけたのですが、その日のうちに補給部隊が撃破しておりますので、今はダイジョウブです。
・・・ 補給部隊、つおいな。
御意。
とっ、ともかく、アワノメイガ隊が姿を見せないのは好都合。この調子で進撃じゃぁ。
そう上手くは行きません。後続の戦果はご覧の通りです。重さは150gしかありませんでした。
何じゃこりゃ。収穫末期のか弱い株にこの様な実が付くことがあるが・・・
粒が大きくなっていない部分が黄色いということは、受粉はしたが、粒を全て大きくする力がこの隊員になかったといいうことか。
水や肥料や日射が不足するとこの様な実が付いてしまいますが、今回は日射量不足でしょう。この隊員は他と比べて小さかったので陰になってしまい、十分陽が当たらなかったと思われます。大体、この狭い持ち場に配備する数が40とは多すぎです。平米あたり配備できる数はせいぜい5本です。
それは分かっておる。イチゴ隊などはある程度密植した方が平米あたりの戦果は多くなるのじゃが、トウモロコシ隊は違うようじゃ。まあしかし、春先の状況を考えれば良くここまで漕ぎ着けたものじゃ。収穫できるだけ有り難いと思わねばな。
今年は春先の放射性物質の放出があり、先が見えなかったのでマルチやトンネルなどの保温作戦をする気が起きませんでした。そのため初期生育が良くなく、台風の被害も受けましたが、何とか収穫時期を迎えることができました。色々手間の掛かる部隊ですが、採れたての味は格別。来年はもう少し上手に作りたいものです。
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そうか、発芽率が低かったり、低温に弱かったりで生長が遅れに遅れていたが、その後は順調じゃったのか。
そうでもありません。全体的にか細いのは相変わらずで、風が吹くと倒れてしまいます。
トウモロコシ隊への支援と言えば、エネルギー補給と土寄せじゃ。それが十分で無かったということか。
確かに倒伏防止には土寄せ作戦が有効なのですが、我が基地には寄せるための土がありません。
基地中に守備隊が配備されているからな。土が余っている持ち場はなかろう。
そのため、倒れた隊員はトンネル支柱を援軍に派遣しております。
うぅむ、何となく過保護の感は否めないな。
背に腹は代えられません。さらに、以前報告しましたように、スイカ隊・メロン隊の襲撃を受け、防戦一方です。
まあウリ科軍団は地際を進軍するから、背の高いトウモロコシ隊なら凌いでくれるじゃろ。
確かにそうですが、相手がトマトとなると話は別です。このトマトの下にトウモロコシ隊員が埋もれています。
しかしトマト隊はトウモロコシ隊と離して配備したはずでは。このトマトはどこから来たのじゃ。
基地で自然発芽した野良トマトです。今年は、我が基地にミニトマトを1機しか配備しなかったので、一番元気の良い野良トマトを放置したのですが、わさわさになってトウモロコシ隊を覆ってしまいました。
それでトウモロコシ隊員はどうなったのじゃ。
見事撃沈されております。この隊員は元々生育が止まり気味だったのですが、弱肉強食作戦も程々にされた方が良いと思いますよ。
我が基地に、生長しない隊員を置いておけるだけの余裕は無いからな。それで、受粉作戦は順調に推移したのか。
はい、昨年より半月遅れでしたが、雄穂、雌穂ともに抽出したので、人工授粉作戦を実施致しました。
ご苦労じゃった。我が隊のように小規模な部隊では、先端まで実が入るかはこの作戦にかかっておるからな。
はい、一度人工授粉をしても、先端の絹糸は後から抽出しますので、このように枯れずに伸びている絹糸を見つけたら、再度受粉作戦を行っております。
そうか、それで作戦の成果はどうじゃった。
上々でした。重量は350gと市販のMサイズ程度でしたが、先端まで実が詰まっております。初物はいつもの様にトウモロコシご飯にして頂きました。
おお、アワノメイガの襲撃も受けなかったようじゃな。
はい、今回配備した40機の中で、アワノメイガ隊の襲撃を受けた株は一つも見あたりません。
そうなのか。今年は初期の生育不良のため収穫時期が半月も遅くなったので、昨年より襲撃が厳しくなると思ったが、意外じゃな。
各隊員の雄穂は花粉が出なくなったらすぐに切り離していますが、それだけで防げる敵ではありません。我が基地は住宅地の中にあるので、近隣にトウモロコシ隊が配備されておらず、アワノメイガ隊が手薄であることは確かです。また、この冬はとても寒かったので、基地に潜むアワノメイガ隊が冬を越せなかった可能性があります。さらに、今回の部隊は花粉の出が非常に少なかったです。
そうなのか。
はい、昨年配備したゴールドラッシュ隊は、雄穂を揺すると下に置いた画板に黄色い粉がばさばさ落ちてきましたが、今年のランチャー82隊の花粉はぱらぱら落ちてくるだけです。アワノメイガ隊は花粉の匂いを目標に突撃してくるとのことですので、狙われ難かったのかも知れません。
花粉が少ないのは品種特性か、生育が芳しく無いせいなのかは判然としないが、結果的に幸いしたようじゃな。
さらに、トウモロコシ隊の周りを頻繁にパトロールしていたアシナガバチ隊も貢献しているかも知れません。彼らは肉食なのでアワノメイガ隊を見つければ即座に捕まえてしまうでしょう。
おっおい、こんな巣、いつ見つけたのじゃ。
これでは危険で基地内の作戦に支障を来してしまうぞ。
先日の4年点検の折り、Beハウス隊の方が見つけたのですが、その日のうちに補給部隊が撃破しておりますので、今はダイジョウブです。
・・・ 補給部隊、つおいな。
御意。
とっ、ともかく、アワノメイガ隊が姿を見せないのは好都合。この調子で進撃じゃぁ。
そう上手くは行きません。後続の戦果はご覧の通りです。重さは150gしかありませんでした。
何じゃこりゃ。収穫末期のか弱い株にこの様な実が付くことがあるが・・・
粒が大きくなっていない部分が黄色いということは、受粉はしたが、粒を全て大きくする力がこの隊員になかったといいうことか。
水や肥料や日射が不足するとこの様な実が付いてしまいますが、今回は日射量不足でしょう。この隊員は他と比べて小さかったので陰になってしまい、十分陽が当たらなかったと思われます。大体、この狭い持ち場に配備する数が40とは多すぎです。平米あたり配備できる数はせいぜい5本です。
それは分かっておる。イチゴ隊などはある程度密植した方が平米あたりの戦果は多くなるのじゃが、トウモロコシ隊は違うようじゃ。まあしかし、春先の状況を考えれば良くここまで漕ぎ着けたものじゃ。収穫できるだけ有り難いと思わねばな。
今年は春先の放射性物質の放出があり、先が見えなかったのでマルチやトンネルなどの保温作戦をする気が起きませんでした。そのため初期生育が良くなく、台風の被害も受けましたが、何とか収穫時期を迎えることができました。色々手間の掛かる部隊ですが、採れたての味は格別。来年はもう少し上手に作りたいものです。
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トウモロコシ、今年はまだ食べてないです。
はやく食べたいですね~~~~
来年はもっといい結果になるといいですね。
by o-sami-o (2011-07-19 20:21)
o-sami-o殿、
北海道に居ながら未だトウモロコシを食していないとは。
まだそちらでは採れていないのですね。
本場の採れたてを味わってみたいのですが、
仲々夏にそちらに行く機会が無いので叶いません。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2011-07-19 22:27)
トウモロコシ大好きトーゴです。台風心配ですねぇ。
やっとゴーヤが食べれるくらい成長した我が家デスが、雲南百薬はまだ試せないヘタレな私・・。
台風一過の吉日には是非食したいと思いまする。
by トーゴ (2011-07-19 23:10)
トーゴ殿、
台風、こちらに向かっていますね。
トウモロコシ隊が倒れないか、心配な面もあるのですが、
カラカラの畑に潤いをもたらしてくれるので、有り難い面もあります。
トーゴさん邸の緑のカーテン部隊の無事を祈ります。
by kappa (2011-07-20 07:11)
アワノメイガ隊にやられなかったのは、素晴らしいですね。
今年は凶賊にやられてしまい、散々でした。
トウモロコシ隊は、リノール酸などが多く含まれており、動脈硬化予防にも適しているとか。
こちらも2番隊の戦果を期待しているところです。
by kurizo (2011-07-24 19:13)
kurizo殿、
アワノメイガ隊にヤラレなかったのはたまたまで、今年は運が良かったです。
まあウチではアワノメイガにやられても粒をほぐして全部食べてしまいますが (^^;)
密植のしすぎと、ウリ科軍団の攻勢で実が小さくなってしまったのは今年の反省点。
来年は本数を減らすことにします。
そちらは2番隊も配備されているのですね。
大戦果を挙げられますように。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2011-07-25 07:24)