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施主検査 [着工後]

 今日は午後から監督さんと施主検査。
 各部屋の回りながら仕上がり具合を点検していきます。
 床材や壁などの傷で目立ったものは数える程で、丁寧に仕上げてくれました。工程に余裕を持ち、竣工間際にお祭りにならなかったのが良かったのかも知れません。

 手直しをお願いした主な項目は以下のとおりです。

1.外壁(ガルバ)とシャッター間の隙間処理

 通常窓枠またはシャッターと外壁材の隙間はコーキングで埋められますが、そうなっていない部分がありました。

 写真のとおりシャッターに接する部分のガルバは狭い隙間に貼られており、施工が難しい部分です。ガルバ自体は綺麗に貼られているのですが、シャッターとの間に僅かな隙間が空いています。

 隙間を広げてると下地合板が見え、透湿防水シートで完全には覆われていないようです。この隙間の部分を雨水が流れると下地合板が濡れてしまう可能性がありますので、防水処理をお願いしました。
 因みにサイディングとシャッターの隙間は綺麗にコーキングされていました。問題の部分は手が入るか入らないかという狭い空間なので、作業が難しいのかも知れません。

2.床下収納のきしみ

 キッチンに設けた床下収納の上を歩くと天板がたわみ、ぎしぎし音がします。

 床下収納の施工は問題無いようです。

 大変気になるので、フタの部分に薄いゴムを挟んでもらうように依頼しました。このような製品で仕方がないことなのか、ウチだけの問題か分からないので、別のお宅の完成見学会にお邪魔して比較してみようと思います。

3.廻り縁の角の貼り合わせ処理

 廻り縁の角となる部分は部材を45度に切断して貼り合わせてあるのですが、貼り合わせ部分に隙間があったり、バリが残っていたりしています。

 監督さんに訊くと、廻り縁は木製ではなく、紙をベースに樹脂が貼られているので、切断面が綺麗にならないとのことですが、目立つのでバリ取りと隙間の充填をお願いしました。

 その他はここに記す程のこともない、細かいことでした。

 施主検査を迎えるにあたっては、一週間前くらいから現場で気になった箇所を書き留めておきました。上に記した事項はいずれも施主検査の当日に見つけたものではありません。
 当日は時間も十分とは言えず、床や壁を子細に観察することは難しいので、これから施主検査に臨む方は、予め不具合箇所をチェックしておくことをお勧めします。

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排水口移動 [着工後]

 防水パンの選定と排水口位置決めについての続きです。

 防水パンや排水口の位置を決める前に、使用する洗濯機の大きさを想定します。
 現在市販されている洗濯乾燥機の大きさの一例を挙げると、ドラム式63.9cm×102.3cm×71.3cm (幅×高さ×奥行、重量80kg程度) 、ドラム式でないもので、59.9×101.0×62.2cmです。最近の洗濯機の大型化には、少しびっくりしています。

 一方、大型の洗濯機も既存の小さな防水パンの上にも設置できるように、足元がスリムに作られており、幅64cm、奥行70cmの製品でも、59cm角のパンに乗せて使用することができます。
 しかし洗濯機の幅より狭いパンだと、洗濯機がパンの上からはみ出すことになり、水が垂れたりした場合の受け皿になりません。できれば、64×64cm以上のパンを設置したいところです。

 かっぱ亭の洗面所は幅90cmの洗面化粧台の奥がパイプスペースとなっており、これらの隣に洗濯機置き場が設けてあります。

 ネックとなりそうなのは幅が狭くなっている奥の部分。今にして思えばパイプスペースを洗面台の横幅に合わせ、あと数センチ引っ込めていたら良かったのですが後の祭り。とにかく洗濯機置き場を採寸します。

 一番狭くなっている部分の幅は74.5cm。

 洗面化粧台前面ラインから壁面までの奥行きは62cmでした。
 前面が2cmほど洗面化粧台より出てしまいますが、64cm×64cmの防水パンは設置できるようです。

 しかしこの製品では排水口が完全に洗濯機の下に隠れてしまい、掃除ができません。
 できれば排水口を横に出したいと思い、調べて見ると、幅74cm×奥行き64cmの製品があるようです。間口二間の洗面所に900mmタイプの洗面化粧台を置いた場合に、ジャストフィットするサイズであるとのこと。どうやら同じニーズがあるようです。

 これですと洗濯機の横に排水口が顔を出しますので、掃除をすることができます。

 寸法図を見るとパンの幅は74.4cm。
 寸法に全く余裕がなく、本当にこれが設置できるのか分かりませんが、監督さんにこれが設置できるかどうか検討して欲しいと連絡しました。

 監督さんは、

 私も現場を採寸してきました。設置できると思います。

 という頼もしい返事が。 しかも、

 防水パンの材料費や設置手間は負担してくださるとのこと。

 もちろん排水口移動の手直しとともに、防水パンの設置もお願いしました。

 雨樋の件、屋根裏照明移動の件、そして今回と、手直しについてのBeハウス側の対応は真摯なものがあります。

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どう置く? 洗濯機 [着工後]

 かっぱ亭では排水口の位置が洗濯機の足に当たってしまうため、動かす必要があるのですが、どこに動かしたら良いのでしょうか?
 洗濯機の設置方法から考えてみます。

 洗濯機と排水口の接続としては一般的な方法は、排水口付き防水パンによる方法です。

 このように洗濯機をパンの上に置き、排水ホースをパンの中に設けられた排水口に接続します。防水パンは、万が一排水ホースの接続部等から水漏れしても、フロアを水浸しにしないために設置します。水道水を使用するため、季節によっては洗濯機の外面が結露することもあり、パンを設置していれば結露水で床を汚すことはなくなります。デメリットとしてはパンをとり付けた床下地材が湿気によって腐る可能性があること、小さいものを取り付けてしまうとパンの中に入らない洗濯機は使えなくなることが挙げられます。

 また防水パンを設置しない方法もあります。
 これは洗濯機の排水パイプを、床や壁に設けられた排水口に直に接続するもので、外観がすっきりするのと、洗濯機の下の床面を掃除できるというメリットがあります。

 この他に、排水口が防水パンの外側に設けられている場合もあります。

 いずれにしても排水口が床面に設けられている場合、その位置によっては洗濯機からの排水方法が制約されます。

 これは洗濯機裏面の一例です。

 一般的に洗濯機の排水ホースは左右どちらかの側面から引き出されます(図の機種ではどちらからでも引き出し可能)。
 このため、洗濯機の右または左に排水口が位置していれば、接続は簡単です。

 この方法は横幅に余裕がある場合です。
 最近の洗濯機、特に乾燥機能が付いたものは大型化しており、横幅64cm程度の製品が出回っています。
 このような大型製品を設置する場合、排水口が洗濯機の下に隠れてしまうことがあります。また、そもそも洗濯機置き場の真ん中に排水口が位置している場合もあります。

 洗濯機置き場の真ん中に排水口が位置している場合、一度洗濯機側面から引き出した排水パイプに専用の接続パイプを繋ぎ、洗濯機の底面に導く必要があります。一般的には真下排水ユニットなどと呼ばれて市販されています。

 洗濯機そのものをブロックやレンガ等の上に置き、排水ホースを引き回す方法もあります(上の図の右側)。
 排水口が洗濯機の端に隠れてしまうような場合は、排水口の位置や洗濯機の機種によって、真下排水用の器具を用いるのか、ホースをそのまま接続できるのかが異なってきます。
 また洗濯機の足の部分にゲタを履かせる構造の防水パンもあり、これだと真下排水用の器具は不要で、排水口を手前に持ってくれば掃除も可能ですが、その分高さが高くなるので給水口の高さに注意する必要があります。

 いずれにせよ、洗濯機の足にあたる部分に排水口があると、接続のしようがありませんので、新築の場合はこのような場所に排水口を設置しないよう、注意する必要があります。

 かっぱ亭では当初、担当設計士が洗濯パンを付けない方向で手配していたのですが、電器店を経営していた義父から「防水パンは最初につけておいた方が良い」とのアドバイスを頂き、排水口の移動と一緒にパンの設置もお願いしたいと思っています。
 一般的には、防水パンを設置することにすれば、必然的に洗濯機の足にあたる部分に排水口が設けられることは無くなりますから、サイズさえ指定しておけば安心して工事を任せることができるでしょう。

 また、排水口には悪臭やガスが逆流するのを防ぐための排水トラップが設けられるのが一般的です。洗濯排水用の専用品が市販されており、かっぱ亭にも使われています。

 長くなってしまったので、一旦アップします。かっぱ亭における防水パン選定と排水口位置決めについては、次に記したいと思います。

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