芝生張りの反省 [転居後]
庭に最後の芝生を張り終えてから2週間が経過しました。
今回取り寄せた児湯芝農園の苗は、青々としたニラを彷彿させる苗と、
春になって芽吹いてから日の浅いと思われる苗、
が半々くらいの割合で入っていました。
どちらもホームセンターで売っている苗とは比べものにならないくらい活き活きとしていたのですが、やはり青々とした苗の方が活着が早いようです。
時間に追われて大急ぎで張った部分のソッド。
はっきり言って、
枯れてきています (-- )
緑の部分はほんの僅か。ぴちぴちしていた若苗が、お爺さんになってしまいました。
もしやバラダギ大佐の誘惑に負けて竜宮城へ拉致され、玉手箱を開けてしまったのでは。 !Σ( ̄□ ̄;)
ヘタレキュウリが枯れたのも、ひょろピーマンの葉がちぎれたのも、せっかく赤くなった苺がアリに穴だらけにされたのも、庭に蒔いた花の種の芽が出ないのも、雑草に葉茎処理剤を塗った翌日に雨が降るのも、せっかく買った散水用ホースのシャワーが芝生の端まで届かないのも、かっぱの小遣いが上がらないのも、ぜ~んぶ電柱組の陰謀か。
・・・
(落ち着け)
(-。-)y-.。o○
ご自分で庭に芝を張られた方のブログやHPを拝見すると、大抵2週間程度で緑が増え、1ヶ月経つと芝刈りをされていますが、かっぱ亭で定植後2週間経過した場所を見ると、植えた時より緑が少なくなっています。
何故でしょうか。
苗の入手方法は通販だったので、恐らく切り取ってから余り時間が経っていないものが送られてきたはずです。とすると、切り取られたことによって芝が一時的に弱ったということも考えられます。
良く見ると、作業が追いつかず、受け取ってから数日放置して苗を乾燥させてしまった部分の生育は良くありません。
やはり通販で苗を取り寄せる場合、届いたらすぐに張ることが大切でした。
他には芝の種類の違い。
南方系のニラ芝(セントオーガスチングラス)は一般的な高麗芝より生育適温が若干高めで、4月下旬~5月初旬はまだ関東の気温が低かったため生育が止まった可能性もありますが、データがないので何とも言えない所です。
最も疑わしいのは芝の張り方。
先ほどの元気の無い芝のソッドを指で押すと、ぽこっと凹むのです。普通はソッドの底面と地面が密着しており、芝草の弾力だけを感じる筈なのですが、両者の間に隙間が空いているような感じです。
他のソッドも調べてみると、1枚のソッドの中でもぽこっと凹む箇所が枯れている様にも見えます。苗と地盤が密着していないので根付かず、日射しによる乾燥によって枯れてしまっているのではないか。
確かに思い当たるフシがあります。
かっぱが参考にしたのは高麗芝の張り方で、耕耘、施肥、砂入れ、敷き詰め、転圧、目土入れという手順でした。
この手順自体は良いのですが、ニラ芝のソッドって、高麗芝や姫高麗芝に比べてとても固いのです。ニラの固さを「ひげ」とすれば、姫高麗は「うぶ毛」でしょう。
送られてきたソッドには底面がフラットではないものも混じっており、これを地面に敷いて転圧すると、靴で踏んで圧力をかけた時は反って地面に密着しますが、踏むのを止めると元に戻ってしまうのです。
これは固いニラ芝特有の現象かも知れません。
ソッドの底面がでこぼこでも、地盤が十分深く・軟らかく耕されていれば密着するのかも知れませんが、時間に追われて耕し方が足りなかった領域があり、ぽこっと凹むソッドはその場所に多いのです。
それではどうすれば良かったのか。
芝生を張った後で見つけたHPに参考となる記載がありました。
パパの株が上がる初心者DIY実践塾
それによると、
芝生を販売してくれた、おじいさんから聞いた、芝生の張り方ですが、1枚にバケツ1杯以上の水をしみこませ、さらに、敷く部分の土も大量の水をかけて、泥の糊状にして、空気の隙間ができないように土と芝生の根を密着させるようにすることだそうです。
そうだったのか。 _| ̄|○
確かにこの方法であれば確実にソッドの底面と地盤は密着します。
普通の高麗芝のソッドは柔らかいのでここまでしなくても良いのでしょうが、ニラ芝の場合はこの方法で張れば良かったです。
それと目土。
苗に被せる目土の厚さは大体5mm程度とされていますが、ソッドの表面ががさがさしているため、暫くすると目土が芝の間に入り込み、表面の枯れている部分が見えるようになってしまいます。
ニラ芝の場合は、目土を多めに撒く方が良さそうです。
かっぱ亭の芝の場合、張ってから時間が経っているので根付いている部分もあり、やり直す訳にもいきませんので、地面から浮いている部分をマルチステッキで押さえつけ、目土を入れて様子を見ることにしました。
もちろんこんなのばかりではなく、丁寧に張られた所で3週間以上経過しているソッドには青々としているものもあります。全体的に見ると、張った時点と比べて現状維持といったところでしょうか。
最初に試し張りした部分は、張ってから1ヶ月以上経過しており、緑でない部分が残るものの、少しずつ目地の部分に匍匐茎を伸ばしつつあります。
がんばれニラ。何とか根付いて庭を緑で埋め尽くしてちょうだい!
芝刈り機を買うのはいつになることやら.クリックを頂けましたら更新の励みになります
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今回取り寄せた児湯芝農園の苗は、青々としたニラを彷彿させる苗と、
春になって芽吹いてから日の浅いと思われる苗、
が半々くらいの割合で入っていました。
どちらもホームセンターで売っている苗とは比べものにならないくらい活き活きとしていたのですが、やはり青々とした苗の方が活着が早いようです。
時間に追われて大急ぎで張った部分のソッド。
はっきり言って、
枯れてきています (-- )
緑の部分はほんの僅か。ぴちぴちしていた若苗が、お爺さんになってしまいました。
もしやバラダギ大佐の誘惑に負けて竜宮城へ拉致され、玉手箱を開けてしまったのでは。 !Σ( ̄□ ̄;)
ヘタレキュウリが枯れたのも、ひょろピーマンの葉がちぎれたのも、せっかく赤くなった苺がアリに穴だらけにされたのも、庭に蒔いた花の種の芽が出ないのも、雑草に葉茎処理剤を塗った翌日に雨が降るのも、せっかく買った散水用ホースのシャワーが芝生の端まで届かないのも、かっぱの小遣いが上がらないのも、ぜ~んぶ電柱組の陰謀か。
・・・
(落ち着け)
(-。-)y-.。o○
ご自分で庭に芝を張られた方のブログやHPを拝見すると、大抵2週間程度で緑が増え、1ヶ月経つと芝刈りをされていますが、かっぱ亭で定植後2週間経過した場所を見ると、植えた時より緑が少なくなっています。
何故でしょうか。
苗の入手方法は通販だったので、恐らく切り取ってから余り時間が経っていないものが送られてきたはずです。とすると、切り取られたことによって芝が一時的に弱ったということも考えられます。
良く見ると、作業が追いつかず、受け取ってから数日放置して苗を乾燥させてしまった部分の生育は良くありません。
やはり通販で苗を取り寄せる場合、届いたらすぐに張ることが大切でした。
他には芝の種類の違い。
南方系のニラ芝(セントオーガスチングラス)は一般的な高麗芝より生育適温が若干高めで、4月下旬~5月初旬はまだ関東の気温が低かったため生育が止まった可能性もありますが、データがないので何とも言えない所です。
最も疑わしいのは芝の張り方。
先ほどの元気の無い芝のソッドを指で押すと、ぽこっと凹むのです。普通はソッドの底面と地面が密着しており、芝草の弾力だけを感じる筈なのですが、両者の間に隙間が空いているような感じです。
他のソッドも調べてみると、1枚のソッドの中でもぽこっと凹む箇所が枯れている様にも見えます。苗と地盤が密着していないので根付かず、日射しによる乾燥によって枯れてしまっているのではないか。
確かに思い当たるフシがあります。
かっぱが参考にしたのは高麗芝の張り方で、耕耘、施肥、砂入れ、敷き詰め、転圧、目土入れという手順でした。
この手順自体は良いのですが、ニラ芝のソッドって、高麗芝や姫高麗芝に比べてとても固いのです。ニラの固さを「ひげ」とすれば、姫高麗は「うぶ毛」でしょう。
送られてきたソッドには底面がフラットではないものも混じっており、これを地面に敷いて転圧すると、靴で踏んで圧力をかけた時は反って地面に密着しますが、踏むのを止めると元に戻ってしまうのです。
これは固いニラ芝特有の現象かも知れません。
ソッドの底面がでこぼこでも、地盤が十分深く・軟らかく耕されていれば密着するのかも知れませんが、時間に追われて耕し方が足りなかった領域があり、ぽこっと凹むソッドはその場所に多いのです。
それではどうすれば良かったのか。
芝生を張った後で見つけたHPに参考となる記載がありました。
パパの株が上がる初心者DIY実践塾
それによると、
芝生を販売してくれた、おじいさんから聞いた、芝生の張り方ですが、1枚にバケツ1杯以上の水をしみこませ、さらに、敷く部分の土も大量の水をかけて、泥の糊状にして、空気の隙間ができないように土と芝生の根を密着させるようにすることだそうです。
そうだったのか。 _| ̄|○
確かにこの方法であれば確実にソッドの底面と地盤は密着します。
普通の高麗芝のソッドは柔らかいのでここまでしなくても良いのでしょうが、ニラ芝の場合はこの方法で張れば良かったです。
それと目土。
苗に被せる目土の厚さは大体5mm程度とされていますが、ソッドの表面ががさがさしているため、暫くすると目土が芝の間に入り込み、表面の枯れている部分が見えるようになってしまいます。
ニラ芝の場合は、目土を多めに撒く方が良さそうです。
かっぱ亭の芝の場合、張ってから時間が経っているので根付いている部分もあり、やり直す訳にもいきませんので、地面から浮いている部分をマルチステッキで押さえつけ、目土を入れて様子を見ることにしました。
もちろんこんなのばかりではなく、丁寧に張られた所で3週間以上経過しているソッドには青々としているものもあります。全体的に見ると、張った時点と比べて現状維持といったところでしょうか。
最初に試し張りした部分は、張ってから1ヶ月以上経過しており、緑でない部分が残るものの、少しずつ目地の部分に匍匐茎を伸ばしつつあります。
がんばれニラ。何とか根付いて庭を緑で埋め尽くしてちょうだい!
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2008-05-21 23:26
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コメント(10)
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始めまして。
このHP見て、ウチの日当たりの悪い庭の瀕死状態の姫高麗を全入れ替えしました。
日当たり悪くてもセントオーガスチンは育ってるみたいですが(1週間)、やはり僕も、転圧が足りないというか圧着が上手く行ってない部分が元気がないです。
あと、水やりの頻度が少なかった様で2日経った位に茶色く....
それ以後は朝夕に散水してます。
僕としても、2度の芝張り失敗は嫁が許してくれそうもないので、このまま頑張ってもらわないと... オーガスチン!!
梅雨明けには青々とした芝生が育つこと夢見て頑張りましょう。
by ぷ~太郎 (2008-05-22 00:35)
ぷ~太郎さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
姫高麗からセントオーガスチンに張り替えられたとのこと。
ブログの記事を多少なりとも参考にして頂けたのなら嬉しいです。
ぷ~太郎さんのところも、部分的に元気がないところがあるとすると、張ったソッドの一部が枯れるのが、この芝の特性なのでしょうか。
水やりについては、張った週は1日1回散水し、まとまった雨が降ったらそれ以降は週末のみでした。ウチの場合、土壌が粘土質ということもあります。
先週末で一応二週間以上経過したので、ちょっと肥料をまいてみましたが、今の所、青々としたソッドには効果あり、枯れかけているソッドには効果無しという感じです。
ぷ~太郎さんのところの芝の状態も、また教えて頂けたら嬉しいです。
by kappa (2008-05-22 21:38)
我が家の芝も生き生きしているものと真っ白なおじいさんと差が激しいです。ひょんなことから裏の方に姫高麗芝を二束もらったので一部貼り替えてみました。高麗芝との2色ミックスです。夏にはお互い芝刈りに悩むほどになるといいですね。ってセントオーガスチンさんは芝刈りいらずデスか。
by ぷよぱぱ (2008-05-22 23:45)
ホームセンターに置かれている貼り芝などを見ると、水がきちんとやられていなかったり束になって日射が長期ない状態の苗なども売られていますが、それでも大半の場合最終的には根付いているようです。(原則は入荷して直ぐに買うことだと思っています)
どうしても床土を耕すと時間が経てば部分的な沈下があり、我が家の高麗芝の場合も同様なことは起こりました。
私の場合は、どのみち根付いていないわけなので、一旦片側を剥がして持ち上げて芝の下に少し土を入れてもう一度貼り直すと言う作業を行い、最終的には綺麗な芝が根付きました。
(巻き芝でも芝が生えるぐらいだからと、割り切ってやりました)
上に目土を盛るという方法では結局下の空洞が埋まるわけではない様に思いますが、様子の方はいかがでしょうか?
(その下はたとえ日陰になっても、一時的に思い石などを置いて床土と密着させるなどの方法はとりあえず思いつきますが...。)
by たいせい (2008-05-23 14:29)
はじめまして
私も児湯芝農園からセントオーガスチンを取り寄せ5月3日に張りました。
張って1週間後ぐらいにkappaさんと同じように浮いているのに気付き、その部分に指で穴を開け砂をサラサラと奥まで押し込みました。現在は根付いて青々としていますよ。
by tama (2008-05-23 22:28)
がんばれニラっ!
でも、買ってきた植物によくある”一瞬枯れた”だけで
今後は復活するような気がします。
どのくらいで隙間が埋まっていくか、楽しみですね♪
by ぺんたごん (2008-05-24 00:05)
ぷよぱぱさん、
高麗芝でも部分的に枯れるのですか。いろいろな方のブログやHPを見ても、枯れてきたという記事は殆ど無かったのですが(品種は姫高麗が多いです)、張った芝が一時的・部分的に枯れるのは良くあることなのかも知れませんね。
ニラ芝は横に伸びるので芝刈りの頻度は比較的少なくて済むそうですが、やっぱり必要です。幅が広いため、馬力のある芝刈り機でないと上手く刈れないということなので、芝が伸びたら伸びたで芝刈り機の選定に頭を悩ますことになりそうです。
夏頃には、芝刈り機についてのコメントを交わすようになりたいです。
by kappa (2008-05-26 23:15)
たいせいさん、アドバイスありがとうございます。
ソッドの端っこが浮いているところは、ちょとっとめくって土を入れてみました。
真ん中へんが浮いている場合は、周りの部分は根付いていますのでめくる訳にいかず、マルチステッキでアンカーのように苗を上から押さえつけ、地面と密着させています。どちらも効果があったような、無かったような・・・ 芝は少しづつ緑を増している様にも見えますが、処置の効果が出たのか、単に日が経ったからなのか、雨が降ったからなのか、肥料をまいたからなのか、まだちょっと分かりません。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2008-05-26 23:17)
tamaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
tamaさんのお宅も児湯芝農園のセントオーガスチンとのこと。ニラ芝軍団は結構な大部隊なのかも知れませんね。
ウチは芝を張り終えたのが5月4日なので、時期は殆ど同じですね。でも5月4日に張った部分は、まだ青々といった感じではないです。
浮いている部分に穴を開けて砂を注入・・・。なるほど、どのみち枯れている部分なので、穴を開けても問題はなさそうですね。ウチもやってみようかな。
芝の状態など、今後も折に触れてコメントを頂けたら幸いです。よろしくお願いします。
by kappa (2008-05-26 23:18)
ぺんたごんさん、
確かに、やることやったら一喜一憂せず、ドーンと構えて生え揃うのを待つ方が良さそうです。何だかんだ言っても、一番最初に張った所が一番元気なのですから。
ニラ隊員の頑張り具合、時々レポートして行きたいと思います。
nice!ありがとうございました。
by kappa (2008-05-26 23:20)